2026年5月13日 公開 / カテゴリ:考え方・コラム ※広告を含みます
エッセイ

【40代夫の体験記】美容を始めて3週目
― 女性への敬意が変わった話

夫が美容に挑戦して書き留めた独り言 ― 女性陣への敬意

※この記事は、デザイナー妻に巻き込まれてスキンケアを始めた、40代の夫(私)が、ある夜こっそり書き留めた独り言です。

妻の許可をもらって、こうしてブログに載せてもらいました。
妻に気づかれないつもりだったのに、結局気づかれていた、いつもの流れも含めて、お読みください。

男性陣には「美容お疲れさま」を、女性陣には「日々の身だしなみ、本当にありがとう」を込めて。

この記事の目次
  1. プロローグ ― ある夜、洗面台で気づいてしまった
  2. オールインワン1本だけで、もうヘトヘト
  3. 妻の洗面台を、こっそり数えてみた
  4. これに「家事・育児・介護」が乗ったら ― 俺なら旅に出る
  5. 「綺麗でいよう」って、なんの修行ですか?
  6. 街で見かける「清潔感のあるあの男性」
  7. 結論 ― 女性陣に敬意を、自分にもご褒美を
  8. 【Q&A】よくある質問
  9. まとめ ― 旅には出ない、でも、ちょっとだけ続けてみる
  10. 妻監修のラボから、ひと言

プロローグ ― ある夜、洗面台で気づいてしまった

ある夜、歯を磨こうと洗面台に立った時のことです。

妻に「これとこれと、これね、夜は」と渡された化粧品(らしきもの)を、改めて見つめました。

3本ある。3本。

「1本でいいんじゃないの?」と聞いたら、軽くため息をついた妻が、こう答えました。

「これは導入美容液、これは化粧水、これは保湿クリーム。それぞれ役割が違うの。」

役割。
会社に行って、なんとか1日を終わらせて、帰って、子供の話を聞いて、明日のスーツをハンガーにかけて、その上で——
これに「美容」を毎日続けるって、相当のメンタル必要じゃない?

いや、待って。3本ってまだ少ない方なのかも……?

オールインワン1本だけで、もうヘトヘト

まず、状況を整理させてください。

私は元々、面倒くさがり。
「スキンケアって、何?」という人間でした。

それが妻の指導で、ようやく「オールインワン1本」というスタートラインに立ったのが、3週間前のこと。妻からはVARONを渡されました。

3週間、続いた。これは偉い。
偉いんだけど、正直に言わせていただきたい。

「オールインワン1本でも、地味にしんどい」

朝、洗顔のあとプッシュ → 顔に伸ばす → 浸透させながら歯磨き → 終わったら次の身支度。
1分。たった1分の作業。
なのに、忘れる。

昨日も忘れました。一昨日も忘れました。
そして妻に「あなた、今朝塗った?」と聞かれて、慌てて塗りました。

「1分の習慣」が続かない3つの理由

たった1分なのに、なぜ続かないのか。私の経験から見えてきた要因は、①動線に組み込んでいない(歯磨きと別の場所に置いてある)、②意識だけで続けようとする(忘れたら終わり)、③「やった意味」を実感できない(変化が地味)、の3つです。逆に言えば、この3つを反転させれば、習慣化のハードルはぐっと下がります。

1分の習慣化、こんなに難しいとは。

妻の洗面台を、こっそり数えてみた

ある日、家族が出払った隙に、妻の洗面台をこっそり覗き込んでみました。
そして、私は理解しました。

妻の洗面台に並ぶもの(独自調査)
  • 導入美容液
  • 化粧水
  • 美容液
  • 乳液
  • 目元クリーム
  • 首にも何か塗るやつ
  • リップ用バーム
  • UVクリーム
  • メイク下地
  • ファンデーション
  • コンシーラー
  • アイブロウ(ペンシル)
  • アイブロウ(パウダー)
  • アイシャドウ
  • アイライナー
  • マスカラ
  • チーク
  • 口紅
  • 口紅の上に塗るグロス
合計:19本(数えるのに10分かかった)

これを、毎朝
電車に乗る前に。
出社する前に。
子供を保育園に連れて行く前に。
あるいは、夫の弁当を作る前に。

私は、オールインワン1本を時々忘れる人間です。

すみません、頭が下がります。

40代男性のスキンケア ― 内省的な日々の道具

これに「家事・育児・介護」が乗ったら ― 俺なら旅に出る

ここまでの話に、「家事・育児・介護」が乗っかってくる、と。

妻の場合:

これを、365日。

私だったら、3日目で「旅に出る」を選んでいる自信があります。

バックパックひとつで、ふらりと。
「ちょっとコンビニ行ってくる」のテンションで、東京駅。
気づいたら新幹線。気づいたら京都。気づいたら、宿坊。

そこで、修行僧の方々と一緒に、何も塗らない肌で、お粥をすすっている。

これが、私の中の「逃げ」のイメージです。すみません。

「綺麗でいよう」って、なんの修行ですか?

ここで本気で疑問を投げかけたい。

「綺麗でいよう」「可愛くいよう」って、なんの修行ですか?

化粧水を浸透させ、乳液を重ね、美容液を点で打ち、目元のクリームを優しく、首にも塗布、リップを保湿、UVで防御、下地で整え、ファンデで均一に、コンシーラーで隠し、眉を描き、まぶたに色を、ラインを引いて、まつ毛を上げて、頬に色を、唇に華やかさを、グロスで仕上げる。

これを、毎朝。
これを、無言で。
これを、当然のように。

ブッダがこれを見たら、たぶんこう言うと思うんです。

「お主、悟りを開いておるのではないか?」

そして妻はこう答える。

「いえ、ただの平日です。」

この応答に、私は震えました。

街で見かける「清潔感のあるあの男性」

そういえば、最近、街で「清潔感のある男性」に目が行くようになりました。

清潔感のある男性に共通する3つの要素

街で目に留まる男性たちには、年代を問わない共通点があります。①肌に整いがあること(乾燥していない、シミが目立たない)、②輪郭がはっきりしていること(眉・耳まわり・襟元のラインが整っている)、③服が体に合っていること(サイズが今っぽい)。逆に、実年齢そのものは、ほとんど関係していません。

ふと考えるんです。

「あの人たち、化粧水とか、使ってるのかな?」

たぶん、使ってる。
そう、たぶん使ってる。
そして私がオールインワン1本で「えらい」と妻に言われている世界の、ずっと先を行っている

3本セット、いや、5本セットを使いこなしているかもしれません。

うわ、すごい。うわ、敵わない。

でも、追いついてみたい、とも思うんです。
妻が日々続けている「修行」に、せめて後ろ姿が見えるくらいの距離まで。

結論 ― 女性陣に敬意を、自分にもご褒美を

長くなりましたが、結論はシンプルです。

40代男性が美容と向き合うための4つの心得

たとえば、好きなコーヒーを飲みながら、塗る。
お気に入りの音楽を聴きながら、塗る。
鏡を見ながら、「今日も俺、頑張ってるな」とつぶやきながら、塗る。

1分の習慣を、ちょっとした「儀式」にすると、続きやすい気がしています。妻監修の全体像は清潔感の完全ガイドにまとまっているので、僕より先にそちらを読むのもアリです。

儀式といえば、ブッダも修行のはじめは坐禅から、と聞いた覚えがあります。
オールインワン1本も、同じくらいの覚悟で。

【Q&A】よくある質問

男性もスキンケアって、本当に意味あるんですか?
あります。乾燥は40代以降の肌の最大の敵で、たった1分の保湿でも肌の見え方が変わります。「何もしない」と「オールインワンを夜だけ塗る」の差は、3ヶ月後の肌で如実に表れます。あくまで個人の感想です。 「やってる」「やってない」は、3ヶ月後にきちんと見えてきます。今日塗らない理由は、明日も塗らない理由になります。
オールインワン1本で十分?もっとやるべき?
1本で十分です。むしろ、3本にする前に「1本を絶対に忘れない」レベルにするのが先決。続かない美容は、無いのと同じです。続いてからアイテムを増やしましょう。 「3本セット」を渡される前に、まず1本を完走してください。3本セットの導入は、それからの話です。
夜のスキンケアを、つい忘れてしまいます。
気づいた瞬間に塗るのがコツです。「もう寝るからいいや」より「遅れてもやる」。歯磨きと同じ動線に置く、洗面台の見える場所に置く、家族にチェックを頼むなど、忘れない仕組みを作るのが現実的です。 「気合い」より「仕組み」。我が家の夫は、洗面台のコップの隣にオールインワンを置く戦法で、ようやく定着しました。
妻が新しいケアアイテムを次々勧めてきます。どう対応すれば?
まず「ありがたい」と思ってください。妻があなたを諦めていない、何より大切な事実です。続けるか・増やすかは、ご自身のキャパシティと相談しながら、こっそり判断していただいて大丈夫です。 「ありがとう」が言える夫は、たいてい長続きします。「面倒くさい」が真っ先に出る夫は、もうちょっと工夫しましょう。
美容にお金、いくらかけるのが現実的?
月3,000円から始めるのが現実的です。オールインワン1本で2,000〜3,000円、月で割れば100円/日以下。コンビニコーヒー1本分です。それ以上は妻とご相談の上で。 「妻と相談の上で」の部分、太字でお願いします。家計の話なので。

まとめ ― 旅には出ない、でも、ちょっとだけ続けてみる

旅には、出ません。
今日も、オールインワン1本を、忘れずに(できれば)。
明日も、忘れずに(たぶん)。
明後日も、忘れずに(妻のチェックの下で)。

「綺麗でいよう」というブッダも驚く修行を、世界中の女性陣が毎日やってくれている。
だから私も、ほんの少しでいいから、追いつきたい。
追いつけないと思うけれど、せめて、後ろ姿だけでも見えていたい。

妻に、そして女性陣の皆さまに、改めて敬意を込めて。

妻監修のラボから、ひと言

夫がこの記事を書いていたこと、ちゃんと知っていました。

洗面台のスツールに腰掛けて、コーヒー片手にスマホでメモを取っていたのも、見えていました。

「気づかれないように」とこそこそしている姿、可愛いから、しばらく黙っておきました。

最後に、世の中の40代男性の皆さまへ。

「陰の努力は、欠かさないでいてくださいね。」

これが、私の本音です。

言葉にしないだけで、女性陣はあなたの努力にちゃんと気づいています。
気づかない日があったとしても、それは「気づくに値しない」のではなく、その日たまたま、見落としているだけです。

続けてください。
オールインワン1本でも、十分すごいです。
ブッダだって、最初は一歩から、悟りに到達したのですから。

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